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2005/05/31

ブツ撮り

いわゆる商品とかの写真撮りを「ブツ撮り」なんて言う、らしい。綺麗なカタログの写真とかには、ど素人なアマチュアフォトグラファーには解らないノウハウが一杯ある、らしい。

普段は、風景やらおねいさんやらノラネコをメインの被写体として、お気楽アマチュアフォトグラファーな活動をしているわけだけど、平均的サラリーマンとしては、オーストラリアのような何処を撮っても絵になる風景に囲まれたり、誰がどうやって撮っても美しいおねいさんに囲まれたり、カメラを構えても逃げ出さない人なれしたノラネコに囲まれたりする機会なんて、滅多にあるわけないし、と思ったり。

そこでブツ撮りですよ、といったわけですね。常々写真のキモはライティングだろ?と思ってたので、そのお勉強も兼ねて時々ブツ撮りなどをしてみたり。

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上は、割と最近撮ったやつ。時計とかは、わりと難しい被写体の部類になる、らしい。周囲が金属とかガラスに写り込んでしまうのをいかにコントロールするか(具体的には、変なモノが写り込まないように、無難なモノ、例えばレフ板とかを積極的に写し込むようにする)が難しい理由、らしい。同じ理由で、車とかグランドピアノとか・・・まぁ、そんな大物を撮る気力も機会もないわけだけど。上の写真では、上からライティングして、下から白レフで光をおこしてるんだけど、左右に黒いレフを置いてみたり。気が向いたら、ブツ撮りの事などもいろいろ書いてみるかもです。

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アクセスログ

ブログをやっていると、どなたかがコメントしてくれたり、トラバしてくれたり。宣伝も何にもしてないのに、不思議ですねぇ。と思ったら、ココログの新着情報に投稿するたびに出てきたり、特定のキーワードではGoogleの上位にランクしてしまったり・・・。別に隠しているわけじゃないけど、友達とかに見つかる日も近いかな。別にいいんだけど、もう少し黙っていてみようかな、とか思ったり。

とはいうものの、時々来てくれる人たちは、どれくらいいるんだろ?といったわけで、ココログの利用プランをベーシックからプラスに変えてみた。これでアクセスログが見れるようになったし。容量もアップする、らしい。フォトアルバムも作れる、らしい。課金も発生するけどね。

で、プラン変更して数時間経つわけだけど、宣伝とかもしてないから当然予想できる結果なんだけど・・・今のところ見に来てくれた人はゼロって・・・_| ̄|○

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2005/05/28

キングスキャニオン

キングスキャニオンは、ウルルから北東に「少し」行った所にあって、長い間の侵食で出来た断崖絶壁が見所だったりする。まぁ写真ぢゃ、この迫力は写らないワケだけど・・・

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最近では、セカチュー(注1)の撮影場所として有名になったり。観光地ではあるけど、その交通の便の悪さから、以前は日本発のツアーには余り組み込まれることのなかった場所。セカチュー人気のせいかどうかは不明だけど、今年のゴールデンウィークにはチャーター便を飛ばしてキングスキャニオンを含むセントラルオーストラリアの旅を企画する旅行会社が出てきたり(注2)。

最初の登りがちょっと辛いけど、崖の上からの景色は絶景、というか、絶叫、というか・・・そういえば、同行した仲間は、「ガケの上からアキと叫ん」でたり。あと、渓谷を降りていくと「ガーデンオブエデン」と呼ばれる池があって、鳥がいたりするんだけど、せっかくだから立ち寄って休憩するといいかも。ちなみに、ここで泳げる、とか書いているガイドブックもある、らしいけど、雨が暫く降らなかったせいか、水質が悪くて泳ぎたいという気にはなら・・・(略)

といったわけで、今後はウルルと同じようにメジャーな場所になっていくんだろうなぁ、と思ったり。まぁ、絶景だから見て損はないと思うけど、むしろ途中のロードハウスでやってるキャメルライドとかの方がアクティビティとしては面白かったり。ヘリで上空から鑑賞する、というツアーもある。ヘリは乗らなかったけど。


注1:「世界の中心で愛を叫ぶ」の略称ですね。わざわざ説明しなくてもいいと思うけど。もともと愛を叫ぶ世界の中心は「ウルル」だったらしいんだけど、下の方でちょっと書いた通りウルルでは撮影規制が厳しくて、許可が下りず、やむなくキングスキャニオンでの撮影になった、らしい。

注2:普通はケアンズとかブリスベンあたりで乗り継いでエアーズロックまで行くので時間が掛かるんだけど、チャーター便飛ばしてアリスまで行くので時間に無駄がないとか、少し安かったりとか。そのかわりスケジュールはぎちぎちで、かなり体力がないと辛いかも、です。夏に別のツアー会社が似たような企画をしてるみたいなので、機会があれば行って見るのもよさげ。
てゆーか、もし単独で行くつもりなら、こういったツアーのスケジュールを把握していかないと、ずっと何百人もの日本人と行動を共にするハメになる、らしい(苦笑)

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2005/05/23

DK-17M購入

20日にDK17Mを購入して、つけてみた。所有しているD2Hのファインダーは一眼タイプのデジカメとしては悪くない、にしても、銀塩のものと比べると、なんだかファインダー内の絵が小さい感じ。DK-17Mをつけると、約1.2倍の大きさに拡大されるらしい。実際につけてみると、ファインダーの見え味というか、感覚が銀塩のものとほとんど変わらない感じでグッドでした。

とはいうものの、欠点もあって。
D2Hでは、ファインダー像の下にシャッター、絞りなどの、いわゆるカメラ部のデータを表示して、右にはホワイトバランスとかISOなどのデジタル部のデータ表示がしてあるんだけど、ちょっと見難くなる、かな。眼鏡使用だからよけいに周辺はケラれやすい感じ。撮影時のみコンタクトにしようかな、とも思うけど、視線を少し動かせば別に見えないわけじゃないし、放置しようかな(注1)。
それと、ちょっと出っ張るのが気になる人には気になるかも。個人的にはカコイイと思うんだけど。アイピースとしては値段が張るのもどうかと思うけど、効果は高いから値段については不問にしとこうかな。

某淀橋に行ったら、夜の入荷で入りますっていうから、待って買ったけど。このアクセサリ、何処に行っても売り切れていたりして、随分うれてるみたいです。とりあえず満足、かな?

注1:気を抜いてる時はたいてい全自動(笑)で撮ってるし、気合いの入ってる時はたいていマニュアルにすることが多いから、実はほとんど見てない、ような気がする。BBQの時に軽くスナップした時もそんなに気にならなかったし。まぁ、全自動なお気楽スナップだから見てなかったのは確実なんだけど。

<2005/06/02 追記>
アクセスログとってみたら、結構”DK17M”とかで検索してたどり着いている方がかなり多いことが判明(ったって、数はしれてるんだけど、約50%の人がこれを目当てに訪問)。みんな興味ある、らしい。周辺がケラれやすい、とか、いい加減な事書いてるので、この当たりをちゃんと説明しときます。DK-17MをD2Hに装着した場合、周辺に表示しているデータも含めて、ケラれて見えなくなることはたぶんない、と思う。視度調節によってはあるかも、だけど。
ケラれやすい、というのは、眼鏡を併用するとアイポイントが高くなってファインダー内の全体が見通しにくくなるかもね、ということです。ちょっと目の位置を変えれば見えるし、普段はデータよりもむしろピントの山が見えてる方がずっといい、と思うし。

他の機種だと周辺がケラれて、本当に見えなくなっちゃうこともあるのかな。このへんは検証できないから、他の人のブログでも漁ってみて。わざわざ新規の記事にするまでもないので、追記、ということにしてみだけど。
<2005/06/02 /追記>

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2005/05/22

BBQ

今日は、英会話学校の仲間とBBQ(注1)を楽しんできた。来月、同じクラスの人がオーストラリアの大学に留学するので、そのお別れパーティーを兼ねて、という企画だったんだけど、やっぱりこういうのはいいよね。日本なのに、VBやオーストラリアワインを飲んでみたりして。残念ながらカンガルーテールとかはなかったけど、さすがに焼き鳥が絶品なのは日本ならでは。
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オージーって、BBQ好きらしいけど、こういうのを毎週末やったりするんだろうか。まさか毎週末、全てのオージーがやってる、とまでは思わないけど、頻繁にこんなの出来たら人生楽しいだろうな、なんて思ったり。とはいうものの、さすがに毎週やってたら、ぶくぶくに太ってしまうな、とも思ったり(笑)


注1:BBQは、オーストラリアだと"Barbie"と呼ばれてとってもポピュラーな娯楽になってます。バービーったって、お人形とは違います。キャンプサイトとかちょっとした公園とかには、無料のバービーの施設があって、ご丁寧に薪まで用意されてたり。なんて、使ったことはあんまりないんだけど。下はセントラルオーストラリアにある、マウントコナーが見えるルックアウト(日本語では見晴台、かな?)にある設置して間もないバービーの施設。はっきり言って、道端の駐車スペース以外の何物でもない、なんにもない所なんだけど。

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2005/05/21

アボリジニの言語(その2・セントラルオーストラリア)

地方によって使う言語が違う、という話を「その1」でしたんだけど、セントラルオーストラリアで言えば、アリススプリング周辺はArrernte語、ウルル周辺はPitjantjatjara/Yankunytjatjara語(注1)とか、キングスキャニオンあたりはPintupi/Luritja語とか、その北はWarlpiri語とか・・・いや、マイナーな言語はもっといろいろあるらしい、んだけど。

アリススプリングスは、それぞれの地域から人が集まっている場所なので、上記の言語など色々なのが使われてるっぽい。そういえば、数年前に参加したアリス発の「ドリームタイムツアー」では、Warlpiri語圏の人たちがいたし。今回会った人はLuritja語の人が多かった。Luritjaって、話者は1000に満たない(注2)んだけど、今回を含めてLuritjaを喋る人と10人くらいは会ったことがある。ArrernteやWarlpiriと比べてマイナーと思ってたけど、意外とメンテナンスが上手くいってる言語なのかも。

Luritjaが比較的使われているのに反して、Arrernteはなんか衰退してるっぽい。たぶん、主要なテリトリーが比較的都会なアリス周辺ってことも多分に影響してるかも、と予想。まぁ、アリスの街中で「あなた何語喋りますか?」なんて訊いて回ったわけじゃないから何とも言えないけど。

アーネムランド(NT北部)あたりは文化も比較的強固なのかも、だけど、それと比較して、中央砂漠地方はなんとなく文化継承が上手くいってない感じ。やっぱり文化が強く残ってる所の方が魅力的に見えるのは解るんだけど、そうでない所ほど言語や文化のメンテナンスって大切なんじゃないかなぁ、と思ったり。


注1:Arrernteはアランダ、と読むのが普通らしい。アルファベットではArandaとかいろんな表記があるけど、たぶんArrernteが一般的で、どうやらフランス人がアルファベット表記したのが一般化した、らしい。Pitjantjatjara/Yankunytjatjaraは、それぞれ別の言語だけど、方言程度の差異しかないらしい。読み方はピチャンチャチャラとかヤンクンチャチャラみたいなのが一般的、らしいけど、アボリジニの発音を聞いてると、何度聞いてもそれぞれピティンチャラ、ヤンクンチャラとかに聞こえる。

注2:アボリジニの言語は話者は比較的少ない、らしい。これはアボリジニに限った話ではなくて、オセアニア全般に言える事らしく、多い言語でも、5000人くらい?中には話者が一桁、というのも珍しくない、らしい。勿論、話者が極端に少ない言語は、放置すれば遠からず「絶滅」という悲しい結末が待っている事は言うまでもないんだけど。


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アボリジニの言語(その1・概要)

アボリジニって何語を話すの?なんていう事を訊かれることも少なくないんだけど、これって答えるのがちょっと難しい。別に専門家ってわけぢゃないし、いろいろだし。

一般的に言って、普通に出会うアボリジニはたいてい英語が話せる。けど、彼らは数万年前からオーストラリアに住んでたわけだし、当たり前の事だけど、数万年前から英語を話してたわけぢゃない。オーストラリアは広いので地域によって別々の言葉とか方言とかがあって、イギリス人が侵略する前には諸説あるけど、言語の数は500とも600とも言われているらしい(注1)

その後、虐殺やら伝染病やら文化的ジェノサイドやらで数は激減して、今は200位しか残ってないらしく、しかも日常的に使われているのはわずか20位という話で。その中でも、ノーザンテリトリー(以下NT)には比較的伝統的な文化が残っているらしい。

ちなみに、地名とかでアボリジニの言葉というか単語は各地に残っていて、例えばシドニー近郊で有名なボンダイビーチのボンダイは、「砕け散る波」という意味とか・・・比較的入植当時に接触した地域のアボリジニの単語は地名という形で多く残されているんだけど、そういった場所は都会化が進んで、といえば聞こえはいいけど、結果としてアボリジニの人たちは淘汰されて、それらの単語を日常的に使える人はもう残っていなかったり。

最近になって、アボリジニの文化とか権利が見直されて、言語についても「なんとかしなきゃ」と思う人たちが増えてきたらしく、メンテナンスとかリバイバルとか、そういった形で維持したり復活させたり、という動きが盛んになりつつはあるらしいけど。

リバイバルに関しては、QLDのtjapukai族(注2)とかは、一度は途絶えた文化を復活させるために頑張って、それなりの成果をあげてるみたいだし、アデレード大学でもアデレード周辺の部族の言語を復活させるプロジェクトなんてのがあるらしい。今もそのプロジェクトがあるのか不明(注3)だけど。

個人的には言語は文化の要、と思っているので、出来るだけ多くの言語が残って欲しいけど、今世紀末まで生き残れるのは、たぶん10にも満たないのでは、と悲観的な予想を立ててしまったり。最近はアボリジニの子供が通う学校で、英語と共に地元の言語を教える試みもあるみたいだから、一つでも多くの言語に生き残って欲しいな、と思うんだけど。


注1:まぁ、何度も言うけど専門家ぢゃないし、これは学術論文ではないからReferenceとか出すつもりないので、この手の数値は「だいたいこんなもん」ということです。Reference出したって、出典によってばらつきがあるんだから、正確な数値なんて、あってないようなもん。しかも、イギリス入植前の事なんてどうやって証明するんだか、と小一時間問い詰めたいのは誰でも同じ(笑)

注2:ジャプカイ族、ですね。テリトリーはケアンズ周辺です。言語のみならず、文化的な復活を目指しているらしく、ジャプカイダンスシアターとかで彼らの文化を垣間見ることができます。ジャプカイの歴史劇場では、過去に白人がいかに酷いことしてきたか、という事が余すことなく表現されていて、上映後に観光気分で見に来たオージーとかが気まずそうにしてるさまは一見の価値あり。一応、礼儀として白い目で見てあげる事も忘れずに。<我ながら性格悪いよなぁ(笑)

注3:結局失われた物が、元に戻るわけはなく。忘れられた単語は中央砂漠地方のPitjantjatjara語とかから借用したり、という涙ぐましい努力をしてた、らしい。この手のプロジェクトには興味がないので、フォローするつもりもないんだけど、それより現存する言語をいかにメンテナンスするか、に頭を絞ってお金と時間をかけた方が有意義な気がするんだけど。

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2005/05/20

ウルル(エアーズロック)登山

今まで二度ウルルに行ってるけど、まだ登ったことがない。てゆーか、登る気もないんだけど。
これって、要するに文化と経済の衝突という問題なので、どうすれば最良なのかという妥協点は見出しにくい問題と思うのです。

ウルルには登山用の鎖が取り付けられて、観光のパンフレットもウルルの登山を売りにしているものも少なくないし、現実問題としてウルルから得られる観光収入は莫大なものと思います。もし登れないとなると、どれだけの人があんな砂漠まで行くのか解らないですしね。

一方では、聖地だから登らないで欲しい、という地元のアボリジニの気持ちも、文化の保護を考えれば大事にしないといけないと思うし。最近は、撮影禁止ポイントが増えて(いや、むしろ撮影OKポイントが少ない、とも言う)それはそれで「余所者」が土足で伝統的な文化を踏みにじる行為を防止する上では効果ある、のかも知れないけど。

本当は、もっと観光客を受け入れて「自分たちの文化はこんなんですよ」というPRというか啓蒙(注1)できればいい、とは思うけど。現実には、土地を奪われて、子供を奪われて(注2)、今度は文化を奪われるのか、という不信感が強くて、結果として「登山禁止」「撮影禁止」という排他的な措置になってしまっているわけで。

聞いた話では、ウルル外周の道路も立ち入り禁止にして、ウルルに近寄れなくしよう、というプランまであるらしい。観光収入の激減を考えれば、すぐに撤廃されそう(てゆーか、実現困難?)な計画だけど。もしかして、登るなら今のうち? でも登る時は、他人の文化を踏みにじってる自分の厚顔ぶりを噛締めながら登って下さい。偽善者を気取るなら、登らないという選択が最良(笑)

下は、黎明の明かりにシルエットで浮かび上がるウルルの写真(注3)
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注1:一応Anangu Toursとか、参加可能な文化を紹介してくれるようなツアーはあるんだけど。日本語ガイドはつかないし、登山とどっちがいい?って聞かれたら登山でしょ?というのは普通に理解できるよなぁ。

注2:白人の社会になじむように「人道的な措置」ということで、子供を親元から無理やり引き離して寄宿生活させ・・・なんてことが1970年代まで続けられていたんですね。これは映画「裸足の1500マイル」(原題:Rabbit proof fence)の主要テーマなので、映画を見てショック受けた人も多かったみたいだけど。見てない人は必見。

注3:ウルルの近くにはそれぞれ「サンライズポイント」と「サンセットポイント」と呼ばれる場所があって、当然だけど普通、朝はサンライズポイント、夕方はサンセットポイントでウルルを鑑賞するのが定番。そこでは空が焼けていくのに従って刻々と色が変わっていくウルルが見れる、といったわけです。でもねぇ、なんか普通ってのも芸がないし、観光バスと観光客が満載で騒然となってる所で、ってのもなんだかなぁ・・・てなわけで、今回はサンセットポイントから朝のトワイライトでシルエットになるウルルを撮ってみたり。ぶっちゃけ貸切り状態でグッド。

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2005/05/18

ウィッチティグラブ

オーストラリアの先住民族アボリジニの方と、ウィッチティグラブ("Witchetty Grubs"。アボリジニの言語, Luritja語では"maku")を採りに行った。これは大きな蛾の幼虫(注1)で、中央オーストラリアに住むアボリジニの人達の大切な蛋白源。よくTVでも紹介されているから、見たことある人もいるのでは?そんなわけで、写真は撮ってきたけど画像は無しの方向で(笑)

アカシア(たぶん)の根っこを掘って、少し太くなっている部分にウィッチティグラブが住んでいる、という感じ。でも、既に成長して何処かに飛んで行ってしまった後だったり、全然見つからず、諦めて次の木へ移動!!ということも、よくある(注2)。

ちゃんと採集しにいったのは初めてなんだけど、実はこれを食べるのは二度目。最初の時は、以前食べた事があるという人が「えー卵みたいでおいしいよ♪」とかいうのを散々叩き込まれていて、食べてみたい欲求は強かったものの、なんとなく腰がひけて少ししか食べられなかった。今回は、リベンジ・・・というよりは、前回マジで美味しかったので、普通にいただきました。なんか、前回とは味がちょっと違って今回の方が美味しかったような?住んでる木を食べて成長するわけだけど、その木の種類によって味が変わる、らしいので、味の違いはもしかしたら木の違いかも。

味は、卵みたい、とかヘーゼルナッツの味とか、いろいろと形容されているんだけど、生だと卵っぽい、でほぼ合ってると思う。皮の部分の食感が卵としては微妙・・・なので、個人的には生より焼いた方が好き。焚き火を起こして暫くすると、薪の下に灰がたまってくるんだけど、この灰の中にウィッチティグラブを入れて蒸し焼きに。

こっちの味は、ヘーゼルナッツの味とか言われることもあるけど、むしろ銀杏とかコーンスナックとかの味に近かったかな。とにかく焼きとうもろこしみたいな香ばしい味が口に広がって、かなり美味い。皮の部分の食感もカリカリになってスナックっぽい。見た目がアレだから腹いっぱい食べたいとは思わないけど、子供の時から食べつけてれば大好物になりそうな味。

たくさん採ったウィッチティグラブを美味い美味いと言いつつ次々とたいらげる日本人達を見て、アボリジニの人たちもちょっと嬉しそう。なんでも白人は気持ち悪がって口にしないパターンが多い、らしい。考えてみれば、日本人も昔は蜂の子とかイナゴみたいな虫を自然の中から採取して普通に食べてたのだし、アボリジニの食生活には西洋文明よりも近いのかな(注3)、と思ったり。自然の恵みは有り難いものです。


注1:まぁ、いわゆる「イモムシ」のこと。色々調べたんだけど、特定の種類というわけではなく、食用にされるのは数種類ある、らしい。普通に大きな蛾らしいんだけど、アボリジニのおねいさんは、Butterflyと呼んでいました。彼らの言語では区別がないのかもしれないけど、単純に英語のボキャブラリーの問題だけだったり。

注2:最後までボウズだったおねいさんは、「年配の人は簡単に見つけられるんだけど、私たち(若い世代)は、なかなか見つけられないの。だから、見つかんなかったら、次っ、みたいな。(意訳)」とかボヤイてました。とっても小さな町だけど、ショップに行けばカップラーメンまで売ってるんだから、わざわざイモムシ掘りに行く機会も減っているのは想像に難くない。観光客に掘って見せるのも、いい経験になったりする、かな?彼女の名誉のために書き加えると、最後には大きなのをゲットしてました。

注3:勿論、彼らは農耕はしないし、日本人の主食はおコメ、と言えば全く食生活は違いそうに見えるけど、毎日お米を食べられた人なんて昔は限られてたのだし、山菜とか春の七草とか季節に応じて自然のものを採って食べていたのが普通、と考えると、やっぱし同じ。
そいえば、日本人は余り喋らないで意思の疎通をしたりするあたりも、白人から見ると雰囲気が「似てる」と思える、らしい。

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2005/05/08

オーストラリアに行ってきました

今回はウルル(注1)とか、その周辺。いわゆるセントラル・オーストラリアです。レッドセンターなんて呼び方もあるけど、年々、木々が茂って「赤土が広がる」砂漠っぽい雰囲気は余りなくなってきてたり。下の写真はウルルの西にあるカタジュタという岩山。

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カタジュタは、地元のアボリジニの言葉で「たくさんの頭」という意味だそうで、その名の通り、いくつもの頭のような岩がぽこぽこと集まっていて、遠くから見ると可愛らしい。でも、結構大きいので岩の間を登って「風の谷」(注2)に行くコースは3~4時間くらいはかかる比較的健脚向きの山道。

ハエ(注3)が多かったりするので、比較的快適に過ごすにはフライネットという、頭からかぶる網を買うのがお勧め。あと、ペットボトルの水は、常に持っていた方がいいかも。トレッキングする時は、30分おきに水分を取って、一時間に少なくとも1リットルは飲むように、なんて注意書きの看板が立っていたりする。まぁ、普通の日本人はそんなに大量に飲まなくても大丈夫そうだけど、乾燥した土地で汗もすぐに蒸発しちゃうので、知らないうちに脱水症状になる場合があるので、いつもより多めに水を飲んだ方がいいのは間違いないみたい。


注1:一般にエアーズロックの名前で知られる、オーストラリアの真ん中あたりにある一枚岩。最近はアボリジニに敬意を表して「ウルル」と呼ばれるようになっている。これってウルルに限らず、元々アボリジニが呼んでいた地名に名称を変更するのがブームみたいになってる。ちなみにウルルでは最近は伝統的な儀式に使われる場所などでは写真を撮れなくなった場所も多く、厳密に言えば撮っていい角度とかも制限されているので、もし公開するなら注意が必要。

注2:アニメ映画の「風の谷のナウシカ」のモチーフになった所としてあまりにも有名です。トルメキア王国の船が風の谷の近くに落ちる事から始まる物語ですが、自然と共存して生きる風の谷の住人は、モチーフ的にはアボリジニそのものなのかもしれないけど、だったらナウシカもナディアみたいに色黒で良かったんぢゃないかと思うけど。

注3:聞くところによるとメルボルンのハエは大きいらしいけど、セントラルのハエは小さくてかわいい。でも、水分を求めて目とか鼻とかを狙って大量に寄ってくるので、ファインダーを覗いている時などはウザいことこの上ない。耳の穴に入ろうとするのもウザい。それでも、暑い日差しとハエの飛ぶ音はセントラルオーストラリアの風物詩というか、そんなに嫌いでもなかったりして。

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